トゥアン神父様へのインタビュー
2014年 06月 01日
夙川教会の助任司祭として2014年4月27日に着任されたトゥアン神父様にお話を伺いました。
・お名前は?
私の名前は、グエン・クォク・トゥアンです。トゥアンは日本語で言えば「純」です。霊名はドミニコです。
・お生まれは?
1974年1月4日にベトナムのサイゴン(ホーチミン)で生まれ、育ちました。兄弟は六人(男三人・女三人)で、私は六番目、つまり末っ子です。
ベトナムは仏教国で、80%くらいが仏教徒です。カトリック信者は、6.7%で、それほど多くはありません。カトリックの家庭に育ちましたが、他の兄弟姉妹に聖職者はいません。
・召し出しを感じたのはいつですか?
私は数学の教師として八年間、働きました。そのときにボランティアとして、カンボジア、ラオス、タイなどに行き、貧しい人の中で働きたいと考えるようになりました。
・日本に来られたきっかけや動機は?
私は宣教師になりたかったのです。日本に来ることになったのは、フランシスコ・ザビエルの本を読んだのがきっかけでした。
・司祭としてのモットーは?
「家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった。これは、主がなさったことで、わたしたちの目には不思議に見える」(マタイ21・42)
「家を建てる者の捨てた石」ということを考えるときに、ベトナムと日本の殉教者たちのことに思いを馳せます。殉教者たちは「捨てられた石」のように見えますが、神は彼らを通して神の教会を堅固なものにして下さいました。神の国の建設のために、私自身も一つの捨て石となることを願っています。
・夙川教会の信徒にひと言!
今年の3月21日、大阪カテドラル聖マリア大聖堂で司祭叙階を受けました。叙階式には夙川教会から大勢の皆さんにご参列いただき、心からお礼申し上げます。
池長 潤大司教様に、これまで週末にお手伝いに来ていた親しみのある夙川教会の助任司祭として任命していただき、とても嬉しく思っています。
これから、梅原神父様のもとで司祭としての経験を積み、皆さんのお役に立てるよう頑張りたいと思います。
「家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった。これは、主がなさったことで、わたしたちの目には不思議に見える」という聖書の言葉を生涯かけて生かしていけるよう、マリア様の取次ぎを願い求めたいと思っています。どうか、夙川教会の皆さんも私が司祭職を全うできるよう、私のために祈ってください。