幼きイエズスの聖テレジアの執りなしを願って
2017年 03月 01日
カトリックの聖堂はどこでも、優れた聖人が一人選ばれて、保護者となっております。たとえば東京麹町の聖イグナチオ教会は、イエズス会の有名な教会です。私たちの夙川教会は、以前は司教座でしたが、その保護聖人は若くして天に召されたフランスのリジューの幼きイエズスの聖テレジアです。
第二バチカン公会議後、私たちの聖テレジアのご像は降ろされて長らく告解室の横に置かれました。久しぶりの聖堂でその様子を見て、聖テレジアがどんな悪いことをして降ろされるほどの罰を受けたのかと、不思議に思いました。
最近、個人的な出会いや評議会で聖テレジアのご像について話し合い、アルコーブに戻しても良いだろうとまとまりました。聖テレジアは23歳で召された若き聖人ですから、専門家に任せて、像の右手の傷や顔などをきれいにしてもらいました。心だけでなく姿美しい女性として、ご像の聖テレジアは、私たちの捧げる祈りを聞いて受け止めて、美しいバラの花を贈ろうとしています。
聖女として永遠の中に生きておられる聖テレジアは、私たちのために絶えず祈ってくださいます。右の手に持っておられるバラの花は、私たちの祈りを執りなしてくださった結果として神様のくださる恵みでもあります。
皆様のくださった時間と経済的な助けのおかげで、私たちの保護者としての聖テレジアの優れた様子を再び仰ぎ見ることができるようになりました。だからこそ、私たちはより深く夙川小教区の発展を保護の聖人聖テレジアに祈り求めようではありませんか。先輩ブスケ神父が祈ったように。洗礼志願者が増えるように。今洗礼の準備をする志願者や私たちが神様の恵みによって清められるように。私たちの聖堂が聖なる巡礼地になるように。
聖テレジア、私たちのために執りなしてください。