カトリック夙川教会月報 巻頭言


by shukugawachurch

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死者のために祈ろう

 11月になると秋も深まり、木々の緑も紅葉し落葉樹が風に吹かれて落ちていく姿を見ていると、なんとなく物寂しさを感じます。自然界の四季の移り変わりは毎年訪れるものですが、それは自然界が私たち人間に「あなたもいつの日かこの世から去るべき時があるのですよ。自分の死について、又死後の世界について考えなさいよ。」と呼びかけているように感じます。こうした時に教会は11月を死者の月と定め、すでにこの世を去った人々のために祈ると共に、自分の死について考えるように呼びかけているのです。私たちは毎週日曜日のミサの中で死者のためにお祈りを捧げますが、11月は特に亡くなった親、兄弟、親戚、友人、恩人の方々のため祈りを捧げたいものです。帰天してまっすぐ天国に入った人たちには祈ってあげる必要はありませんが(そのような人は少ないのでは)、煉獄に入った人たちは心の清めを受けて早く天国に入りたいのです。しかし自力ではどうすることもできません。そのため私たち地上に生きている者が死者のための祈りや犠牲、善業をその方々のために捧げてあげることにより、いち早く天国にあげられるのです。その意味で功徳を死者のために捧げることは素晴らしい愛の業といえます。聖書にも「死者のために祈ることは益がある。」と善かれています。
 マリア・シンマという女性(オーストリア人)は神の特別な賜物によって50数年前から煉獄にいる霊魂の訪問を受けた人です。この霊魂たちが彼女に何を頼んだと思いますか。「大抵の場合ミサをあげてくれるように。またロザリオを唱えてくれるようにとか十字架の道行をするようにと頼むのです。」と答えています。霊魂を煉獄から救い出すのを助ける1番効果的な方法はミサを捧げることです、と答えています。ミサはキリストが私たちへの愛のゆえにご自身をお捧げになることであり、キリストがご自身を神にお捧げになるので、それは最も完全な奉献なのです。今月は特に亡くなった親しい人のため、ミサを捧げましょう。きっと煉獄におられる人々は喜び感謝されるにちがいありません。


  「煉獄に居る霊魂の驚くべき秘訣」
  シスター・エマヌエル著  中尾純子訳 参照

                                         梅原 彰 神父
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by shukugawachurch | 2006-11-01 00:00