カトリック夙川教会月報 巻頭言


by shukugawachurch

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特別聖年・聖パウロ年にあたって                       
 
 宣教者の横綱と呼ばれた聖パウロはローマ帝国の有名な町タルノス出身だったから、おそらく戦争によって奴隷となったユダヤ人の子孫でしょう。イエスよりやや若かったはずです。ギリシャ語もアラメア語にも精通し、二つの文化の影響を受け、エルザレムで、ユダヤ人ガマリエル先生にユダヤ教の熱心な若者として育てられました。

 異端とみなしキリストを信じる者を迫害しました(使22-3)が、突然キリストのあわれみの声かけを受けました。モーセの律法を厳守する信仰から、律法の中で育ち、それを超えるとらわれのないキリストの愛に触れ、パウロの知識の中で確信された神とキリストが一致したのです。パウロは多くの迫害や無理解にあいながら、熱意をもってキリストを伝える人に変わりました。

 2000年ほど前に書かれた使徒行録とパウロの書簡の言葉ではあるが、私たちはローマ人でもないし、コリント人でもない。しかし、“今、私がこの世に生きているのは、私を愛し、私のために身を捧げられた、神の子に対する信仰によって生きているのです”(ガラテヤ2-20)という聖パウロの信仰告白に対して無関心でおられません。この特別聖年中、地区集会などで彼の書簡を読み味わって分ち合いのうちに信仰の喜びを再発見して、その喜びを家族や地域に持って帰るように是非お勧めしたいのです。

 教皇様が勧告されるように、巡礼としてお墓参りすることは恵みになるでしょう。ローマの聖パウロ教会のパウロ像は、キリストのとりこになった信仰者・宣教者の姿を理解するのに役立つはずです。あるいは、池永大司教様の好意によって、この聖パウロ特別聖年にあたり、来年7月4日の大阪教区の閉年ミサまで、指定された教会に巡礼する場合、通常の条件を満たすと、全免償を受けることができることになっています。

 聖パウロが心を奪われたものをより深く知り、彼のような熱心さを分かち合うことができるよう、聖年中聖人の力強い取り次ぎを祈り求めたいものです。 
                       コーナン ミシェル 神父

   聖パウロ年中の巡礼に指名された聖堂:玉造司教座・住吉・尼崎・
                     姫路・高槻・香里・岸和田・屋形町各教会と聖トマス大学


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by shukugawachurch | 2008-08-27 14:16