カトリック夙川教会月報 巻頭言


by shukugawachurch

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 今年の四旬節は、2月25日灰の水曜日から始まります。

 灰の水曜日には、昨年の枝の主日に祝別された棕櫚の枝を各家庭より持ち寄り、焼いて灰にし、祝別した灰を額に十字架のしるしをしながら、大人もこどもも参列者全員に「あなたはちりであるから、ちりに帰るのです。」との言葉を受け、人の生命がいかに短く儚いものであるかを悟らせるのです。

 キリストは荒野に退いて、四十日四十夜祈りと断食のうちに過されたように、私たちもせめて四旬節中は自分の罪を痛悔し、より神に近付き、苦業と善業に励むのです。
キリストの受難と死を追想し、キリストの人類に対する愛を知り、よりキリストに近付けるよう十字架の道行の信心(四旬節中毎金曜日午後3時と夜7時に行います。)に参加し、キリストの受難と死に与るのです。

 教皇さまは、四旬節にメッセージを毎年発表し、キリストを信じるすべての人が四旬節の精神をよく理解し、回心と愛のわざに励むよう呼びかけます。

 日本の司教団も教皇の呼びかけに答え、四旬節中、愛の献金を奨励します。
 日本全教会で毎年1億円を目標にしますが、8千数百万円で頭打ちです。7割を海外へ、3割が国内に配布されます。
難民や親を亡くした子どもたち、貧困、失業、飢餓に苦しむ人々のいのちを守るため、また、彼らの自立を助けるために使われます。
私たちはこの四旬節中「祈り、断食、施し」に励むよう呼びかけられています。
世界的に経済不況におそわれ、企業の倒産や失業のため安定的な収入がたたれ、厳しい状況においやられています。
 こうした状況にあるからこそ、人の苦しみに同情できます。富に対する執着心と戦い、少しでも隣人への寛大な心をもって、自分の富の一部を貧しい人々に分かちあいたいと思います。
そうした心を実現することによって自分の心の浄化を実現できるのです。
 聖ヨハネは第一の手紙の中で「世の富を持ちながら、兄弟が必要な物に事欠くのを見て同情しない者があれば、どうして神の愛がそのような者の内にとどまるでしょう。」と厳しい口調で叱責しています。


                            梅原彰神父


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by shukugawachurch | 2009-02-01 00:09