カトリック夙川教会月報 巻頭言


by shukugawachurch

<   2011年 07月 ( 1 )   > この月の画像一覧

                                                       
ペトロ 梅原 彰神父


 私は11年半前胃の全摘出をし、食べることに大変苦労しました。こんな状態で生きていけるのかと思い悩みました。やっと食べることに何とか自身がついたころ、何と今度は膵臓癌になっていました。3年半後のことでした。このときは医学全書も読み、5年生存率は10%以下であることを知り、それなりの覚悟はしました。しかし生きる希望を持ち、全てを神に委ね、医者のすすめるままに、抗癌剤を4年間飲み続け、大した副作用もなく、5年が過ぎ去りました。今日まで生き続けられたのが奇跡的です。その後も2カ月に一度の癌の転移をチェックして、血液検査(腫瘍マーカー)をし、健康管理に最善を尽くしてきたつもりです。ところが一つの落とし穴がありました。消化器系のチェックはしていましたが、下、前立腺のチェックは2年程前にして、あまり気にしていませんでした。頻尿もなく、夜中にトイレにしまばしば行くわけでもなく、安心していました。しかし前立腺の腫瘍マーカーの検査をしておこうと思い、2月に検査をした結果PSAの値いが4・87と標準値より少し高く、その2ヶ月後の4月には6・1と高く泌尿器科に行き診察してもらい、MRIもとり、よくわからないので生検をし、組織を採取したところ10ヶ所のうち4ヶ所に癌が見つかりました。骨に転移していないかを調べるため骨シンチグラムを受けたところ転移が見られました。癌が見つかった時から先生はホルモン療法をすすめられリュープリンという薬を月1回注射し、毎日1錠のホルモン剤を飲んで治療することになりました。手術も放射線治療も無理でホルモン療法のみが有効であるとのことです。近々阪大病院へセカンド・オピニオンを求めて行く予定です。過去2回大手術を受けて今日まで生かさせてもらったので、今回の癌にも負けることなく、1日でも長生きできるよう前向きに生きていきます。人はいつかは死ぬわけです。私も死を安らかに受容できるよう祈っています。当教会にも癌や他の病気で苦しんでおられる方々がおられます。私は神からいのちをいただき、73年も生かされたことを感謝しています。私たちはこの世で生きようと、キリストのいのちに結ばれて生きているのです。神のみ旨にすべてを委ねて、生きていくことこそ私たち信仰者の生き方です。信徒のみなさんも十分健康に留意され、神のみ旨を大切に生きてください。





カトリック夙川教会のホームページに戻る



[PR]
by shukugawachurch | 2011-07-03 00:00